見上げた空にフジの花。葉はツヤツヤで光っています。どれぐらいの高さで咲いているのでしょうか、周りに建物がないので見当がつきません。
富田林の腰神神社です。石川沿いを河内長野に向かって歩いた時に立ち寄ってから、ずっと気になって仕方かなった樹齢700年のフジ。ついにその花を見られる日がやってきました。
根本あたりの太いつるはうっすら苔をまとって、これはもう侘び寂びの世界ですね。きれいに形作られたフジとは全く違う、圧倒的な存在感を醸しています。
野性味あふれるたたずまい、一本のフジが森のようです。すごいものを見せてもらいました。
このあと、吉田さんの案内で初めて願昭寺さんへ。途中に咲いていたのはヤマツツジかと思ったら、モチツツジと教えてもらいました。花の下を指で触ると、お餅のようにねっとり。
坂道を登って登って、階段も昇って、山門に到着〜。ここはきれいに造園中でした。
山門の仁王様の裏側に風神雷神?!、境内にいろんなお堂や石像があってちょっと探検気分。鐘楼も五重塔も立派です。
本堂をお参りしてから、さらに上の緋袍大明神へ。これがまた意外と距離があって、ぐんぐん登って行きます。そしてひらけた絶景!さっき見上げた五重塔が随分下の方です。
お天気の良い日は高いところでぼーっと景色を眺めたら、日頃の疲れもとれそうですよ。BGMは、鳥の鳴き声と、どこからか聴こえてくる法螺貝の練習。下手くそ過ぎて笑えても、耳を澄ませて楽しんでみましょ。